障がい者スポーツ支援部

障がい者スポーツ支援部では、千葉県内の公益事業活動を通して、障がい者(身体・知的・精神)の自主的かつ積極的なスポーツの推進を支援しています。障がい者スポーツは障がいがあってもスポーツ活動ができるよう、障がいに応じて競技規則や実施方法を変更したり、用具等を用いて障がいを補ったりする工夫・適合・開発がされたスポーツのことです(別称:パラスポーツ、アダプテットスポーツ)。
近年、日本国内でも国際大会が開催され、障がい者スポーツの注目度・認知度は向上しています。理学療法士は障がい特性・競技特性を理解した上で一人一人に適したサポートが可能です。当部では競技スポーツだけでなく、健康増進を目的とした生涯スポーツに取り組めるようサポート活動も行っております。主な活動は、各種大会や体験会、講習会への派遣などです。また、スポーツ支援部と連携して各スポーツ現場のサポートや会員向けのセミナー開催にも取り組んでおります。

スポーツ支援部

近年、スポーツにおける理学療法士の関わりは大きく変化しており、医療機関内でのスポーツ理学療法の展開にとどまらず、競技スポーツから地域における生涯スポーツ現場での障害予防活動、国民体育大会をはじめとする各種競技大会における対応など、地域社会に根差した活動を期待されております。
スポーツ支援部では、障がい者スポーツ支援部と連携しながら公益事業活動を通して、理学療法士が「スポーツ」をツールとして県民の健康増進・疾病予防において中心的役割を担うことが出来る専門職であることを広く発信するべく、県内全域で様々な活動を展開しております。スポーツ活動に取り組む対象者が安心かつ安全にスポーツ活動を実践できるよう、質の高いスポーツ理学療法の提供やスポーツ現場での支援活動ができる理学療法士の育成や、人材交流のためのネットワーク構築を目的に「サポート活動スタッフ養成セミナー」も定期的に開催しております。

介護予防推進部

介護予防推進部では、主に高齢の方を対象とした介護予防・健康づくりに関する取り組みを行います。市町村・地域包括支援センター等の介護予防事業への協力及び、地域住民の皆様・関係団体からの依頼に応じた講師派遣や各種取り組みへの参加協力を通じて、千葉県内の介護予防を推進します。また、介護予防・健康づくりに携わる理学療法士の育成研修会の開催や介護予防の実践に活用できる資料の整理・情報発信を行い、千葉県内の理学療法士の活動をサポートします。

健康増進支援部

健康増進支援部は、二次医療圏を鑑みた健康増進に寄与する公益事業を支援し、子供から大人までの健康・予防の啓蒙活動、並びに産業保健、衛生の中に、理学療法を活かす事業展開に臨みます。従いまして、「ロコモティブシンドローム予防啓発/転倒予防支援」「運動習慣や生活習慣病、未病に対する理学療法展開」「産業保健、衛生に関する理学療法支援/企業、行政連携」などに寄与致します。活動としましては、各市開催の健康・福祉関連イベントなどにて、各種評価の実施や助言を行わせて頂くほか、県庁や中小企業向けに、運動習慣改善のためのパンフレット製作協力、更に、県内の運動指導者への指導など、Health Support事業にも参画させて頂いております。そして、企業・産業における健康増進にも尽力している最中でございます。引き続き、皆様方のご指導を賜りながら、昨今、変化する「健康」に対しまして、理学療法の展開を真摯に取り組んで参りたいと存じます。

障がい児・者支援部

障がい児・者支援部では、医療・保険分野や児童福祉法・障害者総合支援法等の分野で活躍されている理学療法士会員への情報発信・共有のための「障害児リハビリテーション資源調査」やリハビリテーションを行う上での基礎を含めた各種研修会の企画・運営、学校保健事業等の活動をしております。また、県内の障がい児・者リハビリテーション従事者の拡大や育成と各ブロック内でのネットワークの構築・活用を長期ビジョンとし、主に現場レベルで生じている課題に対して、障がい児・者支援部の部員と理学療法士会員の皆様とが一緒になって検討・議論できる場を設け、ともに障がいをもつ住民を支えていけるよう取り組んでおります。

障がい児に対するリハビリテーション実施状況の調査結果(2021年12月更新)

在宅療養をする児が必要なリハビリテーションを円滑に受けることのできる医療・福祉施設などの構築を目指し、県内の医療・福祉施設を対象に障がい児に対するリハビリテーションの実施状況の調査を実施しました。

障がい児に対するリハビリテーション実施状況の調査結果(2022年1月更新)

特別支援学校などの教育現場で活動されている理学療法士の実態調査を行い、その調査結果をもとに、千葉県内におけるつながりを作ること、また、特別支援教育分野との連携をより充実したものとしていくことを目的とする。
詳細のPDFをご確認のうえ、調査へのご協力をお願いいたします。

在宅医療・介護支援部

在宅医療・介護支援部では、在宅生活に係わる医療・介護の課題抽出や情報発信・共有のためのセミナー開催等を積極的に行っております。主たる活動では在宅・施設におけるセラピスト及び介護職向け介助技術研修の開催、他職能団体・行政から依頼を受け研修講師の派遣に協力させていただいております。我々は医療と介護の垣根を越えたネットワーク形成から顔の見える関係作りやお互いを理解・信頼し合える育成の場を皆様に提供できるよう取り組んでおります。